歯科技工所検索
歯科技工士専門学校検索
歯科技工料金点数表
歯科技工臨床例
臨床現場で働く歯科技工士の声
掲載誌紹介
WILLE WORKS WEB DIARY
SICAMO
トップページ > 歯科技工物臨床症例 > いびき防止装置(サイレンサー)製作手順
歯科情報

いびき防止装置(サイレンサー)の製作手順

睡眠時、下顎の後方移動を防ぐエルコデント社が販売している装置『サイレンサー』。最近『サイレンサーSL』という新商品が販売されましたが、ここでは『サイレンサー』の方の作りかたを紹介します。
こっちの方が製作するのが簡単のようなので、ずっと販売していて欲しいです。

いびき防止装置1
△ こちらが『サイレンサー』のイントロダクトリーセットです。パーツが2症例分だけでなく説明DVDが入っているし接着剤等が入っていますし、初めての方は安心かもしれません。
しかしDVDは画質悪いし見難いかもしれません。

いびき防止装置2
△ 上下顎の模型をトリミングしてテンプレートを使って位置を確認。東京歯材の『Multi Pat』使って固定すると便利。

いびき防止装置3
△ 位置を確認したら、印をつける。そしてたっぷりと給水。

いびき防止装置4
△ 正式な名前が解らないのですが、このパーツのこの部分をマジックペンで塗っておきます。あとあとどうして塗るか解ります。

いびき防止装置5
△ パーツを切り離して、石膏を練る。ちょっと硬めに練った方が良いです。

いびき防止装置6
△ 模型に印つけた部分に石膏を盛って、テンプレートを押し付ける。石膏が固まってから外して余剰部分はデザインナイフで削ります。

いびき防止装置7
△ 切り取ったパーツをジェル状の接着剤でとめます。右の写真はブロックアウト用のワックス。融点が高いのであると便利ですが値段は結構します。

いびき防止装置8
△ しっかりとブロックアウトしないと外れなくなっちゃうのでしっかりとブロックアウトします。サベイングしてからやると確実。

いびき防止装置9
△ うちはミニスターでプレスしました。シートはデュランの2ミリ。

いびき防止装置10
△ プレスしたら松風のジェットカーバイトバーを使って削ります。なかなか切れ味があって重宝しております。

いびき防止装置11
△ サインペンで黒く印した部分が消えるくらい削ります。

いびき防止装置12
△ ジェットカーバイトバーでは大雑把に切り、そのあとはカーバイトバーやシリコンバーで切り口を綺麗に整えます。

いびき防止装置13
△ コネクター部分をサイレンサープライヤー(別売)を使って取り付けます。これが無いと取り付けるのに大変苦労します。

いびき防止装置14
△ コネクター部分は長さが4種類ありますので症例によって使い分けるようです。初めは慣れなくて時間がかかりましたが慣れれば簡単かも。