歯科技工士のクリニカルコーディネーター
歯科医院と患者を結ぶ『クリニカルコーディネーター』という職業を知っていますか?この仕事はインフォームドコンセントが重要視されるようになってきた現代だからこそ生まれた職業だと言っても過言じゃないと思います。
歯が痛くなって、または他の理由で歯科医院に行く患者さんは『一体どんなことをされるのだろう?』と不安に思う方も多くいます。どんな治療なのか詳しく解らないまま治療される人もきっと少なくはないと思います。
しっかりとドクターが説明出来れば良いのですが、全てのドクターが口が上手いわけではないので、患者に解り易く説明出来ない場合もあります。私自身もよくあるのですが、専門用語ばかりで説明してしまって歯科業界以外の人に理解してもらえないことは多々ありますもんね。
それだけでなく説明したくても時間がなく、出来ない場合もあります。
患者さんに治療内容をお伝えする職業、それが『クリニカルコーディネーター』です。
また、患者さんの中ではドクターがどうも怖い存在の方が多いのか、『こんな内容、ドクターには聞けない』と思い、重要なことを言えなかったりしてトラブルになったりする場合もあります、そんな時に患者さんとドクターとの架け橋になるクリニカルコーディネーターはかなり重要になってきます。
ちょっと前置きが長くなりましたが、そのクリニカルコーディネーターという職業に歯科技工士免許を持ち、補綴に関して詳しい知識のある私達歯科技工士がなると良いのではないか?と注目されているわけです。患者さんに歯科技工士目線の説明が出来るのは当たり前ですが歯科技工士だけです。
もし歯科医院を経営されている方が、このサイトを見ているのでしたら歯科技工士兼クリニカルコーディネーターを検討して下さい。
(2011.6.08)
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