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歯科情報

顎顔面捕綴士の制度の創設

2010年に全国歯科技工士教育協議会が『顎顔面捕綴士』の制度を創設しました。
顎顔面補綴(エピテーゼ)というのは腫瘍や外傷、炎症、奇形などの原因で生じた顔面や顎骨の周囲の欠損している部分を、手術との併用により人工的に作られた補綴物で修復するということです。
これまで、顎顔面補綴への関心が高まりつつあり、一部の歯科技工士養成学校などで教育が行われてきましたが、まだまだ未知の部分が多い分野であり、認定制度もありませんでした。しかし2010年、ついに歯科技工士の職域拡大を図ることなどを目的として、初めて認定制度が創設されました。

その制度の養成講座が2010年8月21日、大阪市淀川区の東洋医療専門学校で始まり、12月まで行われ、18日間の試験を経て第1号の顎顔面補綴士が誕生しました。
その養成講座では、顎義歯・眼頬部エピテーゼ製作などの実習のほか、医療概論・解剖生理・患者心理学・生体材料学などの講義科目を加え、18日間かけて計140時間の研修
が行われました。

医科との連携,患者へのPRなど課題も多いものの,歯科技工士の活躍の場が広がることもそう遠い道のりではないことを感じさせられる研修会であったそうです。
全国より定員を超える12名の歯科技工士が臨んだこの養成講座では、受講者全員に修了証書が授与されたそうです。
今後、この『顎顔面補綴士』の活躍が期待されます。
(2011.1.21)


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