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歯をあまり削らない画期的な治療法の登場?【歯科情報】
歯を削らず虫歯を治療する方法
歯を削る量が少なく、抜髄(神経を取る事)しなくて虫歯治療する治療法が最近聞くようになってきました。それは3Mix-MP法です。
この3Mix-MPの言葉の由来はメトロニダゾール、ミノサイクリン、シプロフロキサシンの3つの抗菌剤を混ぜたものに基材MとP(マクロゴール、プロピレングリコール)の2つを混ぜて『3Mix-MP』という感じみたいです。
3Mix-MP法は虫歯の程度によりますが、今まで虫歯になってしまった部分の全てを削って、神経をとる事が多かった虫歯治療が『削るのを最小限にして一部残したまま抗菌剤や抗生物質を詰めて虫歯菌を殺して治療し、神経をとらなくてすむ』ようになるという治療方法です。
簡単に言えば『駄目な部分全て削って補綴物などで詰める治療』から『ちょっと削ってそこに抗菌剤を置いて補綴物で詰める治療』にしようという治療方法です。
しかし、経過をみた結果、今まで通りに抜髄する治療にしなければならない場合もあるようです。
3Mix-MP法の現状
画期的な治療法として注目されているこの治療法は実は今のところ副作用が出たという事例はないようですが、まだまだ新しい治療法なので、安全だといえるデータの量ではないようです。
日本歯科保存学会からも『3Mix-MP法を保存領域の治療技術として容認することは難しい』と言われているようです。
(2011.12.30)
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