トップページ > 歯科ニュース

歯石除去で脳梗塞や心臓発作のリスクが減る?【歯科情報】
歯のメンテナンスで病気予防?
ある研究で歯石除去をすると脳梗塞や心筋梗塞のリスクが軽減されるという結果が報告されたようです。なんと、心臓発作は最大24%軽減、脳梗塞では最大13%軽減されるというのです。
研究者の方は『歯石除去というのは口腔内のバクテリアを減らし、慢性的な炎症を抑える。炎症に伴い、歯垢が血管の中に入り動脈硬化を引き起こして心臓発作や脳卒中につながる』と言います。
さらに『口腔内の環境を衛生的に保つことが非常に重要。口腔内の健康を維持するために正しい方法を指導する必要がある』とした。
研究結果では1年に1本でも歯石除去を行えば、心臓発作や脳卒中のリスクが低下したようです。歯は重要であり、きちんとケアするべきだと研究者は語ったようです。
この研究情報は驚くべき結果ですが、あくまで統計としての結果です。因果関係はどうなのか、しっかりとしたエビデンスはありません。
口腔内のケアをしっかりしている人は体の管理もしっかりしているからこのような結果になったんじゃないかという意見も多くありますからね。
歯石除去が心臓や血管の機能をどのように改善するのか、そのほかの癌や免疫疾患のリスクも低下させることが出来るかについてはまだ研究途中なので、その結果が気になりますね。
(2011.12.30)
【この記事を読んだ方におすすめ】
【注意事項】
管理人が今まで気になった歯科関連の記事を参考に掲載しています。もし記事の著作権に関して問題がありましたらコチラにご連絡下さい。尚、当サイトに掲載している情報で被害や損害があっても当サイトは一切の責任を負いかねます。