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歯を目に移植して失明を治すという治療法【歯科情報】
意外な方法で失明を治す?
歯を移植する事で、失明した女性の目が見えるようになるという、ニュースが話題になっています。この女性、これまでに角膜移植や一般的な人工角膜の移植を試みたのですが拒絶反応があり、うまくいきませんでした。
そこで医師らは、この女性の犬歯を周囲の骨ごと取り出し、形を整え、それからその歯に穴を開けて、そこに人工の水晶をはめ込む手法をとりました。この手法は、レンズをはめた歯は患者のほおまたは肩の皮下に移植され、歯とレンズがしっかり結合するまで二ヶ月間放置します。こうしてできあがった人工角膜に細かい処置を施した後、目の中心の眼球鴻孔に移植します。
手術の後、少し時間がかかるようですが、二ヶ月後には新聞が読めるまでになったようです。
失明してしまった方にとって、かなりの朗報ですね。
しかし唯一の問題点を挙げるとすれば、見た目です。眼球に工学レンズがはめ込まれた『歯』が埋め込まれているので、見た目は少し抵抗があると思います。これから研究が進むにつれて、もっともっと審美的にも向上するのではないでしょうか。
しかし今までの治療では失明したままで、光を失ってしまっていたわけですので、かなりの画期的な治療法でしょう。
アメリカやイギリスではこの症例が成功したと載っていましたが、近いうちに日本でも移植が成功したという記事が載るのでしょうか?もっともっと画期的な治療法が発見される時が楽しみです。
(2011.12.07)
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