トップページ > 歯科ニュース
口腔内の精密な作業(治療)にpdは最適【歯科情報】
歯科診療のコンセプト「pd」って何か
pdは、アメリカ人の歯科医師ダリル・ビーチさんが考案した歯科診療のコンセプトである。
歯科医師が正確な治療をするには?
しかも速い治療を実現するには?
さらに、患者側の立場に立って考えた。
治療を受ける人が一番リラックスできるのは、寝た状態だと気がついたのである。
外科手術に一番近い状態、その発想からベッドタイプのチェアを考案した。
pdとは、proprioceptive derivation。
proprioceptive とは「人体に存在する様々な感覚(触覚や圧覚、筋肉や関節内にある固有感覚、視覚、聴覚など)
が刺激を受ける」という意味。
derivationとは、「引き出すこと 誘導 由来 起源 派生」という意味。
正確で速い診療、患者さんがリラックスできる状態、しっかり安定した状態をpdが可能とした。
ベッドタイムのチェアは歯科医院では珍しいので、「内科のように横になってください」と歯科医師は声をかける。
すると、患者さんは「なるほど」とすんなり受け入れるそうだ。
pdの優れている点は、「やはり精密な作業をするとき、自分にとって最適な姿勢がとれるということです」と歯科医師は強調する。
例えば、日常生活においても、携帯電話を使う時、針に糸を通す時など、どの位置で作業するかは重要。
編み物をする時の姿勢で歯科治療をする。
マイクロスコープを使う姿勢そのものが、実はpdそのものなのだ。
(2011.12.14)
【この記事を読んだ方におすすめ】
【注意事項】
管理人が今まで気になった歯科関連の記事を参考に掲載しています。もし記事の著作権に関して問題があり、削除依頼等がありましたらコチラにご連絡下さい。尚、当サイトに掲載している情報で被害や損害があっても当サイトは一切の責任を負いかねます。