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いびきのメカニズム【歯科情報】
 

-いびきのメカニズム-

のどの奥、口蓋垂の周辺とその奥の部分で起きる場合が多いです。鼻炎などの鼻の疾患が原因で起こる場合もありますが、ほとんどはのどの軟口蓋(のどの奥の軟らかい部分)が原因です。
いびきの音が鼻でしているかの聞こえるのは、鼻孔を通して音が聞こえてくるからで、鼻が直接の原因ではありません。何らかの原因で気道が狭くなったり、塞がれてしまったりしまうことがあります。これがいびきの原因になります。

 

気道が狭くなると、空気は通り道を塞がれ、呼吸の際には空気がのどの置くを押し開きながら進んでいきます。このときに、空気と気道の粘膜が摩擦を起こしますが、この摩擦によっても音が出ます。

空気の摩擦やその勢いによって、気道の粘膜や組織が振動して音を出します。また、それらから分泌されるものも振動して音を発します。これがいびきです。
つまりいびきとは、睡眠中に上気道やその粘膜、分泌物などが呼吸に伴って発する振動音や摩擦音の事と言えます。

 

-いびきとは危険な症状-

「いびきをかく」ということは、どういったことでしょうか?いびきは正常な呼吸音ではありません。いびきは呼吸している時に、何らかの原因で気道が塞がれていることで起こります。呼吸が正常に行われていないということは、身体が必要としている酸素が十分に供給されていないということ。つまり、いびきは慢性的な酸欠状態を引き起こしているのです。

 

○いびきは高血圧の原因

いびきによって慢性の酸欠状態になると、血液中の酸素も足りない状態になります。すると血液は少ない量を無駄なく細胞に送り届けようとして、少しでも強い力で流そうとします。これが高血圧の原因になるのです。

 

○いびきは呼吸器系、循環器系へも影響

身体が酸欠状態になると、血液を送り出す心臓に負担がかかってきます。早く、強い力で血液を送り出さなければ、酸素を必要としている身体の各部分、細胞に酸素が行き届きません。それだけ心臓に無理を強いることになります。その状態が長く続くとしたら大変。どんなに丈夫な心臓でも次第に弱っていくでしょう。

いびきをかいてる人は、不整脈、心不全、心筋梗塞などの危険と同居していることになります。
いびきが呼吸器系、循環器系の疾患をもたらすということは、脳の働きにも大きく影響するということです。脳に酸素がいかなければ、脳は正常に機能しませんし、脳梗塞や脳卒中を起こしやすい状態になっているといえるでしょう。

アメリカのいびき学会では、睡眠時無呼吸症候群の人が全く治療しないでいた場合、9年後には7割の人しか生存しないという報告が出されたほどです。「睡眠時無呼吸症候群」は、私たちの身体を脅かす恐ろしい症状なのです。

 

 

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