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江戸時代では歯磨きをどうやってしていたのか?【歯科情報】
歯ブラシが無い時代はどうやって手入れしていたのか?
今の時代は歯ブラシやフロスなど、歯の手入れをするグッズがあります。
では江戸時代には歯ブラシはあったのでしょうか?または歯の手入れをどうしていたのでしょうか?
江戸時代には『歯ブラシ』という名前のものはありませんが、それによく似た『房楊枝』というものがあり、それはヤナギやクロモジなどの木を細く削り、さらにそれを煮て柔らかくし、その先端を木槌で叩いてブラシ状にして作ります。しかしこの『房楊枝』は、その形状から『歯の裏側は磨き難い』という欠点もあったようです。ちなみにこれは使い捨てです。
さらには『房州砂』という細かい砂に丁子・じゃ香・ハッカなどの香料を混ぜた、現代で言う『歯磨き粉』のようなものもあったようです。歯磨き粉のようなものもあったなんて驚きですよね。この『房州砂』は1640年頃には江戸で売っていたようです。
歌舞伎役者や遊女などが口の臭いを嫌い、房楊枝を愛用したことから歯を磨く風習が広まっていったようです。
(2014.2.1)
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