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虫歯があるとパイロット・宇宙飛行士になれない?【歯科情報】
 

虫歯ゼロがパイロット・宇宙飛行士の絶対条件?

虫歯になると虫歯の程度にもよりますが歯の中に空気がたまってしまいます。宇宙飛行士は宇宙で船外活動をする時など、かなり減圧された環境の中で作業しており、減圧されると空気が膨張するので虫歯によって歯の中に空気が溜まってしまうとその空気が膨張してしまいます。

歯の内部の空気が膨張すると内側から圧迫されて強烈な痛みが発生して、船外活動どころではなくなってしまうようです。強烈な痛みだけだったらまだしも、本当に本当に最悪の場合には歯が破裂してしまうようです。

虫歯になってしまい、虫歯の治療がしてても詰め物や被せものがしっかりと接着しておらず、歯質と修復物に隙間が出来ている場合があります。もしかすると二次齲蝕になっている場合もあります。その隙間に空気が溜まって、そこから破裂してしまうかもしれません。

上記の理由から宇宙船に乗り込む前には歯科医師にしっかりと診断を受け、虫歯は無いか、外れそうな詰め物や被せ物は無いかなどもチェックされるようです。

パイロットも飛行中は減圧された環境に置かれるため、同じ理由により航空自衛隊などでは航空学生になる為の選考基準として「歯牙の良好なもの(治療済可)」という項目があるようです。
さらに航空会社ではパイロットの選考過程で航空身体検査で体の様々な箇所の健康状態を調べており、歯の状態も当然チェックするようです。
(2013.12.28)

 

 

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